こつこつ集めた部材達が揃ったので、スポーツスターにfrando(フランド)のラジアルポンプマスターを取付ました。
でもbrembo(ブレンボ)のラジポンではなく、frando(フランド)のラジポン。
メーカー名は「frando」ですが、「フランド」と表記してある場合もあれば、「フランドー」表記してある場合もある。。。
販売元のGARUDA incさんでは「フランド」と表記してあるので、こっちが正式かも。
まぁ、どっちゃでもえぇんですけどね。
ん?フランドー?そんなん しらんどー!!
そうでしょう、そうでしょう。
なにやら、怪しげなメーカー「フランド」ですが、台湾のブレーキメーカーでGARUDA incさんの能書きによると。。。
ISO-9001-2000、TS-16949及び、EU認証等を取得した工場で製造され、厳しい耐久試験にも耐える品質を保ちながらも、お求めやすい価格と、豊富なカラーバリエーションで、生産国 台湾での人気No1 ブランド!FRANDO(フランド)
2003年に設立されたブレーキシステムメーカーです。
国内レースシーンではYAMAHA SR500/400 <AAA> YAMAHA シグナス <R5 Factory> など有力チームに使用され、好成績を収めています。
とのこと。
本家ブレンボなら諭吉4名様分相当のアルミ鍛造(たんぞう)のラジアルマスターが、フランドなら、なんと!¥13,932(税込)の半値以下。
とりあえず、お試しするにはお手頃な価格。
MADE IN TAIWAN製品は自転車のGIANTしか知りませんが、業界ではトップチームも使っている一流品。でも、ピナレロやコルナゴの方がえぇなぁと思うがるーだはやはりミーハー(もう死語か?)なのでしょうか。。。
frando、フランド、フランドーなどでググってみたところ、ご愛用者のインプレなんかもそれなりにヒットし、総じて費用対効果は高そうな雰囲気。
そんなブレーキ強化妄想中、ヤフオクでうちの子にしてぇーっと懇願していたのがこの子。
落札価格¥5,750でめでたくうちに子になりました。
レバー調整のつまみカラーがオレンジのアルマイトなんで、旧型なのかな?
ネットで検索しても、情報少なく特定することができませんでしたが、この前のパチもんブレンボと違い、まさかフランドのパチもんは存在せんでしょ!
(※フランドのOEM品でアデリンって言うメーカーの廉価版はあるみたいです)
ピストン径はマイスポの純正マスターと同じ9/16インチ(14.288mm)
レバーのピボットピンが少々寸足らずで、eリングがちゃんと嵌ってないのは御愛嬌。
それ以外は、ちゃんとした作りです。。。たぶん。
このフランド製ラジポンですが、ご多分にもれずミリバー用。
がるーだスポは現在インチサイズの純正バックホーンハンドルバーをご愛用。
なんで、こんなもんが必要です。
E/J custom Planning & Partssupply(E/J カスタムプランニング & パーツサプライ)
マスターシリンダーアダプター『M.C.A』
¥13,600
いつかこんな時がくるだろうと、フランド マスターと出会う2週間ほど前にヤフオクでフライング ゲット。
転倒したとかで、ちょっとキズもの。そのぶんお安く¥1,980で手に入れた。
下準備
まずは物が揃ったところで、夏用のハンドルをひっぱりだしてシュミレーション。
(本当は実車でやりたいんですが、実家に置いているため、すぐに触れないんです)
今、スポに付いてるのとまったくおんなじハンドルですが、グリップが高年式の純正細グリップ仕様。
現在はホットグリップの秋冬仕様なのだ!
話がそれましたが、純正ミラーとナックルガードを使うのがマスト。
色々と取り合いを確認。
正面 |
裏側 |
配線の逃げ用へこみありハンドルの場合は、スイッチボックス加工しなくても行けそう。。。
ハンドル内側にミラーホルダーつけたら、おさまりはえぇけど、ミラー見にくそう。
でも、こんときミラーがなく確認できず。
上から |
裏から |
ミラーホルダーはこの位置がベストそうなんだけど、そうするとレバーの掛かりが短くなりすぎる。
やっぱりスイッチボックスにできるだけ寄せるのがベストな感じ。
このイメージで行くことにした。
ミラーホルダーは、現物合わせで要検討ってことで。。。
本体の色はブラックか、ブレンボみたいなハードチタンの方が好み。
こいつはちょっと青味がかったチタンカラー
本作業
朝の7:00頃作業開始。
テスターを当て、細いレンチを差し込んで、
指でレンチを押しこみ導通があればOk。
ちゃんと「ピーッ♪」ってなってくれたので合格。
全バラして洗浄。なぜなら今回フルードはシリコン系DOT5を使います。
もちろんリザーブタンクキャップにはしっかり「WARNING USE ONLY DOT4」の記載。
ブレンボマスターなんかは、DOT5使っても問題なかったよぉーってな情報がありますが、さすがはマイナーブランドのフランド!そんな不安を払しょくしてくれるような有益な情報は得られません。
悩んだあげく、このたび人柱になる決心をしてシリコン系DOT5で行きます!
ついこの間、ブレンボキャリパー装着したばっかで、オーバーホールするのもどうだかなぁ~ってのが理由ですが。。。命に関わる部品だけにやはり不安は残ります。
すべて自己責任(-_-メ)
純正のマスターを外して、仮組。
ミラーホルダーの具合とアクセルワイヤーなんかの取り合いに問題ないか確認。
レバーを握ってみたところ、ちょと掛かりが少ない。
スイッチボックスとレバーの干渉はクリア。
スイッチボックス側に追い込んだら、マスターの出っ張りとスイッチボックスが微妙に干渉するんで、上下の位置も有効幅が制限される。
ちょとだけ、完了する部分のスイッチボックスを削って、できる限り追い込んでやる。
スイッチボックス側にギリギリまで追い込んだ。
やはり、ショートレバー(190mm)なんでちょっと寸足らずな感じ。
2本がけ |
4本がけ |
オプションで、ロングレバー(220mm)も¥3,000ほどで売ってるんだけど、ちょっともったいないしなぁ。
それだったら、ロングレバー仕様の新しい本体を買った方がえぇかなと考えてる。
具合良かったらフランドのロングレバー仕様の新品¥13,932買うか、金ためてミスミのブレンボRCSラジアルマスター インチ仕様¥77,760にするか、まだまだ妄想は尽きません(笑)
斜め前から |
横から |
正面から |
位置関係はこんなもんかな?
では、本組みしていきましょう!
画像では分かりにくいですが、ちょとMCAアダプターと本体の勘合部の隙間が気になりましたので。。。
やすりでゴシゴシしました。
お値段¥1,980の品だからできる芸当でございます。
新品のアダプターだったら、きっと出来なかった。
気持ちの問題ですが、幾分ましに。。。。
スイッチボックスをばらして、ブレーキスイッチの配線を取り出し。
ターンシグナルのエクステンションキャップが嵌めにくいんだよなぁ~
前に苦労して接続したブレーキスイッチですが、思い切って切断。
苦手なハンダ付けで処理しましたが。。。
やっぱりうまいこといかん。
とってもモリモリとだまになってしもたwww
熱収縮チューブで被覆して、メイン配線チューブはテーピング。
ブレーキ配線取り出しのため、既設の穴を拡大。
下から配線を取り出し。
このあと、組んでいったんですが、トラブル発生!
スイッチボックス下ケースのネジ山が馬鹿になって、ビスがきかなくなってしまった。
もともとゆるゆるで、だましだましやってたんですが、とうとうイカレちまった(涙)
純正マスターなら、スイッチボックスを一緒に固定する切り欠きがあるので問題ありませんが、他社品マスターにはそんな都合のいいものが付いていません。
それがなければ、くるくるとアクセルまわした時に一緒に回ってしまいます。
仕方がないので、もう1セット持っているスイッチボックスのケースを移植することに。
アクセルワイヤーの脱着はあまりいい思い出がないので、できればしたく無かった。
案の定、Cリングが少し変形してて、はめる時苦労した。
ここで大幅に時間ロス。
でもブレーキスイッチ切っちゃったから後戻りもできないし、もう1セット持ってて助かった。
なければヤフオクで入手するか、ネジ山切り直すか。。。でもタップ持ってねぇし、いずれにしてもまた復活まで日数を要する事になってた。
同じような作業を繰り返して、なんとか装着完了。
禁断のシリコン系DOT5を投入して、エアー抜き。
(作業手順はこの前とほぼ同じ)
端子を圧着してブレーキスイッチを接続。
アクセルワイヤーを緩めたので、引き戻しの張りを調整。
ピストンバルブを持ち上げ、アクセル全開時に、スロットルバルブがちゃんと水平に開いているか、アクセルを離したら、バンッって勢いよく閉じるか確認。
この時、燃料コックをOFFにしておかないとガソリンを大量に消費しちゃいます。
コックOFFでもフロートに残ってる分が、加速ポンプからピュッピュでてくるので、ウエスなんかで押さえます。でないと、エンジン掛けた時カブリまくり。
ハンドルを左いっぱいに切ってチェック。
右いっぱいに切ってチェック。
センターでもチェック。
数回問題ないか確認して完了。
引き代が決まったらワイヤーを固定して、シリコングリスを薄くヌリヌリして錆止めの上、ブーツをかぶせて、エアクリのカバーを付けたら、
ハイッ 完成です。
昼過ぎに終わって試走する予定が、結局17:00頃までかかってしまった(涙)
なんで、今日の試走はおあずけ。
ブレーキスイッチの配線処理 |
ナックルガードはレバーのピボット部分にビス通して取付られそうですが、今日は材料がなく後日対応。
ミラーは見にくかったら、次これ試してみよーと思ってる。
タナックス(TANAX) バイクミラー ナポレオン
オフセットホルダー45 ブラックSA-25
試走してないんで触った感じだけですが、想像していたタッチとは異なった。
ラジポンのいろんなインプレ見てると、ギュゥゥゥっと絞り込むように握れるのをイメージをしてたけど、そんなでもなかった。
ちょと期待外れ。。。
スポンジーではないし、かといってカチカチでもなく、純正マスターんときと同じ感触。
ピストン径は同じで、キャリパーも4POTなんで、条件がそんなに変わらんからか?
それともミスミのMSレバーがえぇ仕事しているせい?
9/16インチ(14.288mm)でこの感じだったら、ニッシンのラジポン17mmだともっと硬いタッチになるのかな。
レバーはちょっと角が立ってる感じがするので、長時間乗ったら痛くなるかも。
本家ブレンボのレバーやミスミのレバーなんかは、角はなだらかなRになってる。
いずれにせよ走ってみんことには何とも言えんので、改めてインプレ予定。
3/11 追記
試走したところ、やっぱりちょとタッチが固い。
ブレーキ自体の効きに問題はなく使えんこともないけど、期待していたタッチとは違うので、
どうだかなぁ。。。って感じやった。(>_<)
これは、思いっきり握り込んだんで30mm程ストロークしてるけど、正味25mm程あるかないかぐらいのストローク。
キャリパーとの相性?
それともフランドマスターの性能はこんなもん?
アニキのBMWは純正ブレンボ横置きマスターだけど、やっぱギュゥゥゥっと絞り込むように握れる。
コントロール性もいいみたい。
ブレンボ4POTキャリパーのピストンは30/34(mm)で、面積は1,613.96mm2
フランドマスターのピストン径は9/16inch(14.29mm)で、160.5mm2
油圧レシオ:1613,96/160.5=10.06
KOHKENのカタログによると
ブレンボRCSラジアルマスター15mm:ブレンボ4POTシングルキャリパー
ブレンボラジアルマスター16mm:ブレンボ4POTシングルキャリパー
たぶん適応範囲内には収まってそうなんだけど。。。
レバーレシオやら、トータルレシオやら色々調べるも、気に入らんことに変わりない。
純正マスターに戻すか、もう少し小さいピストン径のマスターにするか。。。
マスターの妄想が振り出しに戻ったwww
がるーださん、おはようございます。
返信削除マメにいじいじしてますねぇ。
アクセルワイヤー、触りたくない部分の上位にあります。
ウインカーエクステンションSW、も上位に。
ラジポン着けたら、ちょっとイカツイ感じになったね。
確かにレバーの角が気になる。
ヤスリで角落として塗装かな。
でも僕は、こんな細かい作業は耐えられませんわ。
脱帽です。
じじぃさん
削除こんばんはです。いつもコメントありがとうございます!
そんときは現状で満足してるはずなんですが、つい目移りして仕様変更してしまいます。
まぁ、色んな楽しみ方が出来るんで長く付き合っても飽きないのかもしれませんね!