2020年1月19日日曜日

スポーツスター 自作SSTでミッション&クラッチ分解(スターターモーターと1次ドライブ取付編)

がるーだです。

1/19 ミッション&クラッチ分解作業も最終工程に入りました。
スターターモーターと1次ドライブを取付て、御開帳したプライマリーを閉じていきます。


プライマリーの圧抜きにシール剤塗布


オイルが漏れたり、滲んだりはしてなかったんですが…


プライマリーケースの圧を抜くフィッテイングのシールをやり直しておきます。

これの正式名称はなんて言うんでしょう??
ドレンでもないし、ブローバイガスとも違うでしょうし…
ご存知の方いらしたら、是非ご教示願います。



液体ガスケットをネジ部に軽く塗布して


つけ直し。


下ごしらえ








前回開けた時も軽くオイルストーンで均したんですが、今回も軽く当てておいた。


少し手を止めて、弟のお手伝い



作業中に弟がやってきて、ゼファーのプラグコードを買ったので替えて欲しいと…


本来は4本必要なのに、なぜか2本だけ( ̄□ ̄;)!!
タンクを外して外側の2本をサクサクっと交換。



スターターモーター取付



シール面に薄く液体ガスケットを塗布



プライマリーケース側にも、ガスケットの位置決め代わりに液体ガスケットを薄付け。
ガスケットはジェームズ製のFOAMETを使用。



スターターモーターにコード類を接続したら、プライマリーカバーに取付て規定トルクでカッチン♪


スターターモーターが定位置に収まりました!




スプロケカバーやリアマスターを取付け、A面の作業はこれにて終了。




オルタネーターのマグネットも問題なし。
4速エボスポは、ここもウィークポイントだったみたいです。



クラッチのシェルをプライマリーチェーンから外す時、元の位置にもどせるようマーキングをしておいたので、元の位置にセットして、



1次ドライブを装着


クラッチハブナット締め




クラッチ側のカラーには向きがあるので、間違えないように「OUT」と書かれた方を外側に向けてっと!



めったに出番の無い、高強度のネジロックが久しぶりに登場( ̄ー ̄)b



マニュアルの指示通りに、ネジ部に数滴塗布。


逆ネジのクラッチハブナットを規定トルクでカッチン♪
緩める時はアングルをレーシングスタンドのゴム受けに噛ましましたが、締める時はスイングアームへのクッションがないので角材をホイールとスイングアームに噛まして回り止めにしました。



角材にホイールのスポークがこんなにめり込んでしまいました(゜ロ゜)


エンジンスプロケットナット締め



エンジンスプロケットナットも、高強度のネジロック剤を塗布するようマニュアルで指定されてるんで、ネジ部に適量を塗布。


秘密兵器


ここの締め付けトルクは280Nとか!!

もちろんそんなでかいトルクレンチなど持ち合わせているハズもなく、最悪は思いっきり締めてやり過ごそうか…
イヤイヤそんな事したら、心配で寝つきが悪い日々が続くじゃないか!?
などなど自問自答を繰り返す日々( ´~`)ゞ

このクラスになると安いのも売って無くて、一番安いヤツでも使用頻度を考えたら購入するには躊躇するお値段( ̄~ ̄;)ウーン

いよいよここの作業が近づいてきた時に、車屋のツレに「持ってる?」と聞いてみたところ、「あるよーって!」
ならばと…
貸してもらうことにした( ´∀`)



400Nまであるすごいヤツ!


緩める時と逆方向に、自作プライマリーロックバーを歯車に噛まして、この超デカトルクレンチを使って、280Nぐらいてカッチン♪しました。

こんな長いハンドルでも、かなり体重をかけて締めないと規定トルクに達しなかった(゜_゜;)
やっぱスライディングハンドルの手るくレンチじゃ、しっかり締めきれなかったかも…

これで、夜な夜な悪夢にうなされることなく眠る事が出来ます。
Hいつも、ありがとねー!!
助かった。


クラッチ ダイヤフラムスプリング取付



自作SSTを使い、ダイヤフラムスプリングを圧縮


ここの溝にスタップリングを嵌めこまなければなりませんので、スプリングワッシャーがここの溝より気持ち下にくるまでダイヤフラムスプリングを圧縮してやらなければ、スタップリングが上手い具合に嵌ってくれません。
3,000円程もした超高級Cリングなんで、慎重に作業を進めます。

強化クラッチ(テンションの高いダイヤフラムスプリング)なんかに代えた場合、この溝がCリングに削られてテーパーになってしまい、スコッとCリングが外れてしまう事もあるそうです。
 強化クラッチを検討されてる方は、色々調べてみて下さいね( ̄ー ̄)b


嵌める時になんとなくコツを掴んだけど…
この辺りのパーツとは、できれば再会したくないなぁ~(´▽`;)ゞ



リングが全周しっかり溝に嵌ってるか確認できたら、クラッチの取付作業完了。


プライマリーカバー取付



ストックのOリングから使用する分をピックアップ。

今回交換したのは、ダービーカバー、インスぺクションカバー、クラッチケーブルのOリング。

インスペクションカバービスのOリングは問題無さそうなので再利用。



カバーの中を軽く清掃。
ガスケット装着面を念入りに脱脂して、液体ガスケットを薄付け。



ケース側も液体ガスケットを薄付けして、ガスケットを装着。
カバーを取付て、ボルトを規定トルクでカッチン♪

実は…ガスケットは禁断の再利用(-。-;)
言い訳は、初作業で自信も無いし、もしシフターの調整とかがうまいこと出来てなかったら、また開けないといけないかもしれないから( ´~`)ゞ

でも、調整等が上手く出来てて再オープンの必要も無く、オイル漏れが無ければ、そのまま行っちゃえ!って、ちょっとケチったとこも無いわけでは…
良い子のみんなは真似しないで下さいねぇ~

用意したガスケットは、次なんらかで開けないといけない時のためにストックしておきます。

ちなみに用意したガスケットはジェームス製のFOAMET。
ここのガスケットは、松竹梅と種類があるんですが、FOAMETは松レベルの高級品。
竹クラスとも倍ぐらい値段違うんでいつも悩むんですが、結局信頼性を優先してリピ買い。



ツインパワー XLトランスオイル

ガスケット再利用と同様の理由と、ギアの慣らしが終わったら入替ようと思ってるんで、コスト優先で!
こちらは2りんかんで購入したんですが、1,000円したかしなかったぐらい。



どぎつい赤色のオイル。



ほんとここのオイルレベル合わせるの見えにくい



プライマリーチェーンの遊び量をチェックして蓋を閉じます。


ケース合わせ面からオイル漏れが無いことを十分確認出来たら、スターターモーターと1次ドライブの取付作業が完了です!


番外編 電装品の配線整理につづく


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2 件のコメント:

  1. ブリーザーですね。ミッションブリーザー。圧を抜くだけではありません。走り終えて停車するとミッションが段々と冷えていきます。すると圧が下がっていきます。その時に外気を導入しなければなりません。つまり呼吸しているわけです。ホースの先にフィルターを付ければ理想的です。

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  2. ありがとうございます!
    スッキリしました。m(__)m

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