2020年2月8日土曜日

スポーツスター シリンダーベースからのオイル漏れ修理(3日目)

がるーだです。

2/8 すべての役者が揃ったので、シリンダーベースからのオイル漏れ修理を再開。


ショップへ依頼したシリンダーヘッド

2/2にショップへ持ち込み、2/5に「できたでぇ~」と連絡を貰ったので、会社を定時にピンポンダッシュして19:00過ぎ頃に引きとりに。



ショップからいただいた作業中の画像。




リアの排気バルブは、ステムシールがカチカチに、なってオイル下がりしてたみたい。
そんで、シールやバルブステムの根もとにカーボンが付着して、動きが悪くなってる箇所が発生してたとのこと。(動画のカチカチ音がしない部分)




バルブのびふぉあ(上)→あふたぁ(下)

カーボンを落として、バルブステムシールの交換と軽くバルブの擦り合わせをしてもらった。

問題の排気バルブも全周にわたりスムーズに上下するようになったとの事でした。

いつもこんな事しか頼まずさーせんっ(´▽`;)ゞ
引きうけて貰って、助かりました!!

費用は¥19,800(税込)と予定外の出費でしたが、背に腹はかえられん
( ´~`)ゞ





バルブステムシールは、コメティックのセットに入ってたヤツを打ち込んでもらった。
コイツはまれに上のスプリングが外れることが有るとか無いとか…
ここは純正がオススメとのこと( ̄ー ̄)b

シリンダーベースのガスケット剥がしで苦労した話なんかをしてたら、S&S製のペーパーを贔屓にしてるそうで、今回当方が一番苦労したガスケット剥がしとかは、面取り兼ねて内燃機屋さんに預けるそうです。

その他色々とダベって、シリンダーを抑えるSSTが無い時のノウハウなんかもアドバイスいただきました(^-^)

ここで悪魔の囁きが…
シリンダーについては、もともとオイル漏れしてなかったら開けなかった訳だし、当初の目的はオイル漏れ修理だし。。と自分に言い聞かせ、このまま行こうと決心したつもりだったんですが…

内燃機屋さんで面取りしてもらう話し聞いたり、メタルガスケットは面が取れてないとオイル漏れのリスクが高くなるとかの情報もあったりして、ちょいと不安になってきた。
このまま組もうと心に誓ったハズのシリンダーですが、少し気持ちが揺らいできた
( ̄~ ̄;)ウーン このまま組んでホントにえぇんか?

内燃機屋さんに問合せ
で!念のため、ハーレーとかにも強そうな京都の内燃機屋さんに電話で料金と納期の確認なぞを。

2シリンダー分のベース面研とホーニングで、費用はだいたい1.7諭吉ほど。
納期はただ今込み合ってるとのことで、1週間以上は掛かるだろうとのご回答。

で、がるーだの返事は…
「あっ、有難うございます。またの機会にお願いいたします!」(´▽`;)ゞ

やっといた方が安心なのは間違いありませんが、これから控えるリアタイヤ交換と、エフハチの車検代が厳しくなるので、泣く泣く諦めた(´·ω·`)ショボーン


どうしてもシリンダー…


やはりシリンダーのクロスハッチかわ気になって、また外して確認(~_~;)


こんなもんなのか?
それともクロスハッチがピストンリングに磨かれて無くなりかけてる?

ベストな状態がわからんのでシロートには判断がつきません(´д`|||)


ヘッド側の面も、今一度チェック。




ベース側も平面度をチェックして、再度オイルストーンで出来るだけ平面に近づけるよう頑張った。
でもやり過ぎは禁物だろうから、そこそこで妥協。



塗らないでおこうと思ってた液ガスを、やっぱ保険にと極薄で塗布した。
意思がブレブレですね(^_^;)



リアも同様に…

このままピストンに被せようか?
( ̄~ ̄;)ウーン

シリンダーのなんちゃってホーニング



やっぱ我慢できずにホームセンターに走って、100φの塩ビパイプを購入



シリンダーの長さぐらいにカット。




ストレートでホーニングツールも購入して、



なんちゃってホーニングの練習!

もちろん綺麗なクロスハッチが出来るわけありませんが、上下する早さなんかを確認しながら、しばし感触を確認。

結局、速さとか強さとかの加減がわからなかったので、練習もそこそこに、いざ本番!


このままやらずに組んだら、間違いなく寝つきが悪い日が続き、毎晩シリンダーのクロスハッチお化けに襲われる夢を見る事に…
ならば、やり過ぎんかったら、どうせまたピストンリングに磨かれてそのうち無くなるだろうしなぁ~なんて安易な考えで、DIYでなんちゃってホーニング決行
( ̄ー ̄)b





まずはリアシリンダーから、砥石とシリンダーにたっぷりオイルを塗って、なんちゃってホーニング。
もう後戻りは出来ず。


角度がイマイチな気がしないでもありませんが…


15往復ぐらいして、なんちゃってホーニング作業を終了。

少しはキズ?スジ?が増えたんで、オイルの留まりに少しは貢献してくれるかも!?っていう気の持ちようの部分なので、やり過ぎないようにした。



再度ストレートのピストンリングコンプレッサーでチャレンジするも、やっぱ上手い事いかず、結局PPバンドコンプレッサーの出番。


 リングを縮めて


シリンダーをのせて上からトントン



一発で決まらず、2~3回PPバンドを巻き直しては、上からトントンを繰り返しようやく挿入。



シリンダーを押さえる専用の治具が無いので、シリンダーが浮かないよう体で押さえつけながら、ピストンを上げてシリンダー頂部とピストンヘッドの位置確認。

続いてフロントシリンダー



同じ要領で、なんちゃってホーニングを施し


PPバンドコンプレッサーで、ピストンをシリンダーにトントンと挿入。

いらん事して、大事なスポちゃんの調子を崩す結果になるのか?
それともこれぐらいなら、やらんよりやった方がマシだったのか?

結果はともあれ、どうしてもやらずにおれんかった…


シリンダーヘッド取付


ヘッドを載せて、ボルトを手締め


クランクを回して、ピストンがちゃんと動くかチェック。
そして、ショップでいただいたアドバイス通り、ピストンを動かして、シリンダーを座りのいい位置へ落ち着かせるための儀式を行った。

プッシュロッドのパッキンが!

何度やりなおしても、下側のプッシュロッドカバーのパッキンがおさまらない(>_<)
プッシュロッドカバー入れなきゃ、リテーナーにジャストフィットするんだけど、カバーを入れると少しはみ出してくる。

押しこみながらボルトを閉めようとしても、はみ出て挟み込むんで、これではマズかろうと…



もしや!と思い寸法をあたってみる。
純正 31.1mm


コメティック製 32.2mm


コメティック製(下)と純正(上)を重ね合わせてみた。


( ̄□ ̄;)!!コメティック製の方が1mmほどデカイ!

ここはシリコングリスを塗ったんでオイルで膨れたりってのは大丈夫なはず。


   

カバー組む前に、タペットを引き出して、洗浄とオイルの充填。

ここで迷ったのがタペットの向き。
バラした時はシリンダー毎に互い違いだったと思うんですが、マスターブックでは穴を全てプライマリー側に向けるよう記載。
しかし、03のマニュアルにはその様な記載もなく、どっちでも良さそう…

で、全部プライマリー側に向けておいた。
正解はどっち?


コメティック製は諦めて、精神衛生上良くありませんが、ひとまず純正を再利用して組んだ。
漏れがなければオッケーなんだけど、折角腰上一式ガスケット類交換してるんで、どうすっかなぁ~



締める前に、シリンダー座りの儀式。
マニュアルとマスターブックを確認しながら、本締め。



プッシュロッドにスポイトでオイルを注入。


圧が抜けるまでしばらく放置するも…
中々抜けてくれずイライラ(-'д-)y-~
ホイル回してたり、ガチャガチャしたりして、早く抜けろのおまじない( ´~`)ゞ


ロッカーカバー取付


ロッカーカバーを装着し、マニュアル通りの順番で、規定トルクでカッチン♪

時計の針は21:30頃を指してます。
今日中には何とかなりそう!
ここで、このまま最後まで頑張るぜぇぇぇ~と気合いの入れ直し。


インテークマニホールドの取付


マニホールドのパッキンも予告通り交換しますよ!

1年ほど前に交換した10数年物のパッキンを、2018年1月に購入しストックしておいた、2年熟成品に交換。

ジェームズ製の、インテークマニホールドシール スチールサポートリップ付き 品番:JGI-26995-98



22:40 マニホールドが付きました。

この後、キャブ、バッテリー、外装などを取付けて、後はエアクリカバーと、マフラーの取付けを残すのみのところまで作業を進めた。

深夜2:30ぐらいまで作業してヘトヘトだったので、以降の写真は無し。

次はいよいよエンジンの火入れ式。
変な音とかして、焼きついたらどないしょ…

ボヤキ
最近、1日中バイク弄りしてたら、翌日から筋肉痛が2日間ぐらい残ってしまう。
寄る年波にはかないまへん┐(´~`;)┌


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2 件のコメント:

  1. このバルブは東大阪の日本鍛造という会社が製造したものです。何万km走ってステムを測定しても一切摩耗してないというアホみたいな品質です。

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    1. そうなんすか!
      こんな心臓部分にもジャパニーズクオリティが
      (゚Д゚)!!レアなウンチクありがとーございます。
      しかし、当方みたいなボンビーライダーにとってはタフ有難いッス。

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