SS2Rのカーボンサイレンサーをさらなるツヤピカにするため、水面下で進行していたカーボンサイレンサー艶復活大作戦 第2章がようやく終了!
1/27にプロジェクトがスタートし、数々の失敗を繰り返しながら、延べ6回ほどかけコツコツと作業を進めてきました。
本プロジェクトを進めるにあたり、カーボンの種類や金属の相性など色々と勉強になりましたよ!
なぜ、第2章がはじまった?
第1章はこちら
ワコーズ SH-R スーパーハードでそれなりに復活したカーボンサイレンサー。
入手した白ボケした状態から、ツヤピカとは言えませんがにぶく黒光りして、それなりに仕上がりました。
しかし数回乗っただけで、すでにバンドの後とそれ以外で艶が異なってます。
バンドの位置を変えなければ、全体的には気になるレベルまで悪化しているわけではないんですが…
どうせなら、ツヤピカの状態を少しでも長く維持したい。
ってな訳で、第2章が始まりました。
カーボンについて調べて行くうちに、わかったこと。
①カーボン製品にはドライカーボンとウエットカーボンの2種類が存在すること。
②ドライカーボンの方が高耐熱、高強度、軽量で、F1等のレースや航空産業で使われるのは主にこちらの方。製作には専用の設備が必要なため高コスト。
③ウエットカーボンはFRPと同じ成形方法で作られるので、耐熱性はFRPと同程度で、強度はFRPよりやや勝る程度。
ドライカーボンの特徴は、おしえてgooやyhoo知恵袋の回答によると…
「表面に、少し緑がかった透明な層があるものは、ウェットレイアップによるもので、その透明な層がほとんどないものが、ドライカーボンです。」とか…
「カーボン繊維の織り目が立体で見えるのが、ウエットカーボン(作り方により、オーバーレイとも言うみたいです)。裏面にグラスファイバーが貼ってあるタイプは、ほぼ間違いなくウエットカーボン。カーボン繊維の織り目が平面でしか見えないのが、ドライカーボン(高い圧力をかけて、焼き固めているから)とか…
他に「ノックするようにたたいてみてください。ドライカーボンは、コンコンという乾いた後がしますが、ウェットはポクポクというちょっと鈍い音がします。」など…
以上の特徴から判断すると、バンスSS2Rカーボンはドライカーボンと思われるので、これ以上のツヤピカを求めるものではないのかもしれません。
サイレンサーという高耐熱が求められる用途にはドライカーボンでないと適応しないかもですが…
とは言え、世に出回ってるカーボンサイレンサーは皆ツヤピカでカーボンの織が綺麗に出てるんで、そんな風に仕上げたいってのが、今回の目的。
集めた情報からシロート判断で、その為には表面に樹脂層を塗布し、その上にクリア塗装を施すのがいいんではないかと。
専門家に聞いたわけでもなく、正しいかどうかは分かりませんので、いわゆる自己責任ってヤツでプロジェクトがスタート。
ネットでお勉強したり、FRPの材料屋さんに電話して聞いてみたりして、これらの材料を用意。
イソ系透明性高耐熱130℃無泡特殊樹脂(ノンパラ) 500g
硬化材MEKPO 50cc
パラフィン溶液 25g
上記3点で1,944円(税込)
その他、刷毛や計量カップなどを100均で揃えました。
後日、アセトンとスポンジヘラ、塗装用の使い捨てカップを追加。
【作業1回目】
サイレンサー解体
先ずは、リベットをドリルで飛ばして行きます。
バンスのプレートはボンドで接着されていたため、リベットを飛ばしたあと、ヘラで慎重に剥がしました。
この日はあまり時間が取れなかったので、ここまで。
【作業2回目】
入口側のリベットを飛ばし、解体が完了してカーボンの筒だけに分解完了。
リベット外すときに勢い余って、中の筒んとこまで貫通してしまった(._.)
【作業3回目】
磨き
600番ぐらいから初めて、1500番ぐらいまで水研ぎ
ゲルコートの作成は、材料が到着した時に少量で試して見て、温め過ぎてすぐ硬化してしまうという失敗を経験済み。
均等に刷毛で塗ってるつもりでも、なんだかムラが出来てしまいます。
パット見キレイになったように見せかけて…
やっぱり、プレートの跡を消すまでに至りません。
しかし、どうせ隠れるのところなんで、そこそこで妥協。
【作業4回目】
脱脂
アセトンで丁寧に脱脂。
ゲルコート施工
樹脂に硬化剤を入れてまぜまぜ。
硬化剤は樹脂の1~2%程度で、気温が低い時は多い目がいいそう。
なんで、2%程度投入。
なので、その失敗を繰り返さないよう慎重に、ゲルコートと、サイレンサーをヒートガンで軽く温めてから、刷毛でぬりぬり。
均等に刷毛で塗ってるつもりでも、なんだかムラが出来てしまいます。
一度塗り終えたら、ヒートガンで温めて軽く乾燥。
手で触って引っ付かなければいいみたい。
ただし、パラフィンを入れてないと、糊の跡みたいにちょっとネバネバ状態ですが、それでえぇみたい。
乾燥したら、同じ作業を繰り返して2度塗り。
ちょっときちゃなくて申し訳ございません(^_^;)
先ほどのゲルコートにパラフィンを3~5%添加撹拌すればトップコートの出来上がり。
写真のスポンジヘラで塗ったんですが、こいつが一番塗りやすかった…
ゲルコートも刷毛じゃなく、こっちにしたらもっと均一に塗れたのにと後悔。
トップコートは1度塗りが基本みたいなんで、仰せのままに。
乾燥させたら、刷毛塗りのムラが目立つようになってきました。
B面もおなじくガタガタ(-_-)
この辺には大きな段差まで…
このまま、しばらく自然乾燥。
つづく
↓閲覧記念にポチっと願います!
にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿